2013.10.8 474

・草履や下駄を履かれたお客様のお話を伺うと「足が痛かった」というご意見が多い様に思われます。

そしてその原因が「履き慣れていないから」「足が大きいから」「外反母趾があるから」という様に、お客様ご自身にあると考えられている事が多いようです。

・履物を履いて「足が痛かった」ことの原因は、履物を調節しないでそのままお客様にお渡ししてしまうお店の側にあります。
花緒がお客様の足のサイズに合う様に調節してあれば、お客様は最初から快適にお履きになる事ができるのです。

・例えば、「足のサイズ」が23cmだとします。
この23cmというのは、あくまでも「足の長さ」を表しただけに過ぎません。
花緒を調節する際には、「足の長さ」だけてなく、「足の幅」とか、「甲の厚さ」も考慮して、その方の足にフィットする様に調節する必要があります。

・当店ではお買い上げ頂いた商品は、その場で花緒を調節し、お客様に何度も試し履きをして頂き、納得の行くまで微調整をしてお渡ししております。
この様にして調節された履物は、長時間お履き頂いても足が痛くなる様な事は殆どありません。

・草履や下駄は名前の通り将に実際に「履く物」ですから、お客様が最初から快適にお履きになれる様にしていく事が専門店の務めだと当店は考えております。